こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
連事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と発表し、話題になりました。
実際に日本も今年の夏はかなり暑かったですね。
2023年の夏は観測史上最高の暑さだったと気象庁が発表しました。
その 気象庁のデータでは日本の平均気温は100年前と比較して、1.30℃上昇しているということです。
1.30℃と言われてもたいしたこと無い様な気がしますけど?
たしかに、前日との気温差が2~3℃くらいなら日常的にありますよね。
沸騰と聞くと水が100℃になるイメージをする人が多いですね。
当然気温が100℃になる訳ないし、実際はそこまで上がるわけではなさそうです。
それならたいした問題じゃなさそうですね。
それがそうとも言えないんです・・・
氷河期の平均気温
地球には氷河期という時期もありました。
沸騰化の話なのに、氷河期の話ですか?
氷河期は1回ではなく、少なくとも5回はあったそうです。
最後の氷河期は1万年前だったと言われています。
氷河期の気温は今よりも低かったという事です。
何℃位低かったと思いますか?
実は氷河期の平均気温は20世紀の平均気温より4~5℃低かっただけでした。
つまり地球の生物を多数絶滅に追い込み、環境を劇的に変化させた氷河期は、20世紀より5℃程度の気温低下でした。
そして現在は20世紀より1.3℃上昇しているという事です。
これを聞くとなかなかな問題という事がわかります。
地球は沸騰しても体温は低下している
地球沸騰化も問題ですが、実は私達の身体の温度変化にも大きな問題が起きています。
現在の日本人の平均体温は36.3℃前後です。
一方で100年前の日本人の平均体温は36.8℃だったというデータがあります。
日本人の平均体温は0.5℃も低下しているのです。
地球と同様でこれもたいした違い(差)ではなさそうに見えますが、大問題なのです。
体温低下による弊害
人間の免疫力は体温によって大きく左右されます。
体温が36.5~37℃くらいの時に免疫力は一番高くなります。
つまり100年前の日本人は免疫力が高かったと言えます。
逆に現代の日本人は免疫力が低いという事になります。
コロナ以降は発熱が過剰に問題視されたりしていましたが、本来37℃はかなり健康的な体温です。
昔の水銀体温計では37℃が赤くなっていたので、37℃から発熱というイメージが付いてしまった人が多くいました。
実際は基準点の目印として37℃を赤くしていたという事です。
ではどうして現代の日本人の体温が下がっているのでしょうか?
便利なものが増えて、昔よりも身体の活動がかなり減少しているという事も大きな原因です。
身体を動かさなければ筋肉量も減り、熱を作る場所が減ってしまいますね。
また研究では交感神経が過剰に働いていたり、ストレスを感じたりしていると体温は低下することが判明しています。
交感神経とは、自律神経のうち興奮状態の時に働く神経の事。
自律神経とは、内臓の働きや呼吸等を自動でコントロールしてくれる神経の事です。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
逆に副交感神経が働き、リラックスしている時は内臓も適切に働き、体温が上昇します。
体温上昇の為に必要なのはストレスを減らし、リラックスできる環境を作る事ですね。
体温を上げる事やストレス軽減のためにも鍼灸治療は有効です。
当院の治療は痛みの治療だけでなく、自律神経も整える治療法です。
お困りの方はぜひご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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