こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
呼吸で自律神経をコントロールする方法があるって知っていましたか?
これを知っていると、呼吸を利用して意識的にリラックスできるようになります。
呼吸とはどういう意味か?
呼吸という言葉には2つの意味が隠れています。
呼気と吸気です。
- 呼気とは吐く息の事
- 吸気は吸う息の事です。
人は普段は無意識に呼吸しています。
もちろん意識して吸ったり吐いたりすることもできます。
呼吸するために使っている器官と言ったら鼻、口、気管、気管支、肺になります。
しかしこれらは自分自身で動くことはできません。
これらを動かしているのは、横隔膜と胸、背中、首などの筋肉です。
この筋肉たち(横隔膜も筋肉です)が肺の周りにある胸郭という空間を広げて肺を膨らませ、空間を縮めて肺を圧迫しています。
他の内臓とは違い、呼吸は自分で動かせる筋肉(随意筋と言います)で管理しているから意識して呼吸することができるのです。
もちろん無意識の時でもちゃんと自律神経がコントロールしていて、呼吸が止まらないようになっています。
ご安心ください。
呼吸で自律神経をコントロールする
自律神経がコントロールしている呼吸ですが、逆に呼吸で自律神経もコントロールすることもできます。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は日中等の活動的な時に働き、副交感神経は夜間や睡眠時などのリラックスしている時に働きます。
交感神経は活動担当
交感神経は、活動中に脳や筋肉が働くエネルギーを調達する係です。
そのために胃腸などの活動は減らし、必要な所にエネルギーを送っています。
副交感神経はリラックス担当
副交感神経は休憩中にゆっくり休んで、回復する係です。
消化をしたり、脳を回復させたり傷を治したりしています。
交感神経と副交感神経のバランスが大切
これらのバランスが取れないと大変です。
活動すべき時にエネルギー調達できないとか、休みたいのに落ち着かないなんて事になってしまいます。
そこで有効なのは、呼吸で自律神経をコントロールする方法です。
呼吸で自律神経をコントロールする
自律神経は、呼気(息を吐く)の時に副交感神経が優位になり、吸気(息を吸う)時に交感神経が優位になります。
特にゆっくり長い呼気の時に副交感神経が働きやすくなります。
試しに脈を触りながら、ゆっくり深呼吸してください。脈は吸う時に早く、吐く時にはゆっくりになります。
微妙な差なので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが・・・
ストレスフルな現代社会では、交感神経優位になってばかりです。
テレビやスマホの光も太陽光と同じなので、脳が夜でも昼間だと勘違いして交感神経を働かせてばかりになっています。
体調管理の為には、副交感神経をしっかり働かせたいですね。
夜はあえてゆっくり息を吐いて、副交感神経を働かせてみませんか?
自律神経を整えたい、呼吸の問題を解決したいという方は当院にご相談ください。
施術後に呼吸が楽になったというご意見も、多数いただいています。
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