こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
当院では鍼灸治療を選択する方が多数いらっしゃいます。
当院に来院している方の約90%の方は鍼灸治療を希望されています。
でも日本全体を見てみると、鍼灸治療を受けている人は意外と少ないみたいです・・・
日本人の鍼灸受療率は低い
しかし2006年の調査では、日本人で一年以内に鍼灸治療を受けた人は6.1~6.7%だけで、
生涯にわたっての受療率(1回でも鍼灸治療を受けた人)は26.4~32%だけということです。
鍼灸治療を受けないままで人生を終わる人の方が圧倒的に多いのですね・・・
悲しいです。
鍼と針
私は基本的に鍼灸治療と書いていますが、針灸と表記する人もいます。
鍼と針はどちらも
「はり」
や
「しん」
と読みます。
鍼という漢字は主に治療に使うものを示す場合に使用します。
それ以外の縫物や注射などを示す場合は針を使用するようになっています。
鍼は難読漢字クイズで出てくるほど難しい字なので、使用を避けて「針灸院」や「はり灸院」と表記している所があるのも納得です。
私としては針という字だとスゴイ太いはりを刺されてしまいそうな気がするので、使用を避けています。
鍼の手法は様々
鍼治療でも施術者によって施術方法は様々です。
- 鍼の種類
- 太さ
- 長さ
等も様々です。
鍼を刺す深さも施術者や手法によって大きく変わります。
私自身も腰痛や肩こりなどの筋肉の問題に対しての鍼治療の場合は、目的の筋肉に向かって深く鍼を刺します。
一方で、自律神経や睡眠、内臓の不調の問題などに対しての鍼治療の場合は、皮膚を刺激する程度の浅さまでしか刺しません。
筋肉への治療だと筋肉を刺激する必要があるため、筋肉へ鍼が届くようにしています。
自律神経へのアプローチをする場合などで、経穴(つぼ)を刺激する場合は皮膚への刺激程度で十分なため、浅く刺しています。
顏への鍼も浅く刺しています。
顔への施術は皮膚の改善を目的とする場合も、睡眠や自律神経の経穴を刺激する場合でも浅い刺激で十分です。
ほんの少しの深さまでしか鍼は入りません。
顏は神経が敏感なので、ちょっとだけはチクっとしますが不快な痛みはほとんどありません。
一度お試ししてみませんか?
鍼の種類
鍼には太さや長さ、種類がたくさんあります。
一般的に使用されている鍼で
- 一番細いものは太さ0.12mm
- 一番太いものは0.30mm
です。
特別な方法で使用している人だと0.45mmや0.60mmのものなども使用しているそうです。
注射で使用する針は0.5~0.7mmなので、比較するとかなり細い事がわかります。
注射針と比べるとかなり細いですね。
私が使用している鍼は全てステンレス製の使い捨てです。
現在では恐らくほとんどの鍼灸師が使い捨てのものを使用していると思いますが、ごく一部の鍼灸師は使い捨て以外の鍼を使用しています。
といっても一度使ったものを他の人に使用することはありません。
金製の鍼などを初診時に専用の鍼を購入してもらい、その人専用の鍼として高圧蒸気滅菌や煮沸消毒をして繰り返し使用するそうです。
金の鍼は限られた人しか使用しないので、私も使用したことはありません。
特注品なので、1本あたりかなりの高額になるそうです。
鍼には様々な道具や方法があります。
一度お試ししてみるのはいかがでしょうか?
鍼灸治療をご希望の方はぜひ当院にご相談ください。
コメント