こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
現代は目を酷使する時代ですね。
人類の長い歴史の中でも一番目の負担が大きくなっていると思います。
特にこの十年位は、疲れ目やドライアイなどになっている方が増加しています。
スマホやタブレットの画面を近距離で見続けていると、目はピント調整をし続ける必要があります。
特に近距離のものを見ている時は、遠方を見ている時よりも頻繁にピント調整が必要になります。
目のピント調節しているのは水晶体と毛様筋
ピント調節を行っているのは黒目の中の水晶体というレンズです。
レンズの厚みを調節してピントを調整しています。
水晶体の厚みは水晶体の周りにある毛様体という部分の「毛様筋」が、収縮したり緩んだりして調節します。
ただスマホを見ているだけでも、目の中の小さい筋肉は働き続けているのです。
毛様筋は目の中のとても小さな筋肉です。
働き続けている筋肉が疲れるのは当たり前です。
休養が必要で、栄養も必要です。
黒目に栄養を送っているのは涙だけ
目の栄養になるのは涙です。
特に黒目部分には血管がないので、涙しか栄養源がありません。
涙の原料は血液です。
涙腺の内部で血液から血球を取り除き、液体成分のみを抽出したものが涙になります。
しかし画面を見ている時には身体全体の動きが少ないため、首から上に行く血流は悪くなっています。
肩こりや首こりがあると更に血流は悪くなっています。
- 目を休めること
- 涙の原料となる血液を目の周りに沢山送る事
- 遠くを見ること
この三つが疲れ目の予防と改善にはとても大切です。
疲れ目がドライアイの原因になり、ドライアイが眼病の原因となります。
ものもらいと結膜炎の違い
身体が疲れていると免疫力が低下するのと同様で、目も疲れていると免疫力が低下し、様々な病気の原因になります。
有名な目の病気だと「ものもらい」や「結膜炎」があります。
ものもらいとは目の周りが赤く腫れて、痛みを伴うものです。
様々なものもらいの別名
ものもらいには多くの別名があります。
めばちこ(大阪、兵庫など)、めいぼ(京都、滋賀など)、めっぱ(北海道)、めこじき(長野、静岡など)、めんぼう(愛知など)を始め、とてもたくさんあります。面白いものだと、おひめさま(熊本)、ばか(宮城)、おともだち(沖縄)なんていう呼び方もあるようです。
お姫様だったり、馬鹿だったり、お友達だったり・・・
地域によって扱いが大違いですね。
麦粒腫と霰粒腫
ものもらいには麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)という2種類があります。
どちらもまぶたの内側が細菌に感染して発生します。
できる場所の微妙な違いで麦粒腫と霰粒腫とに分類されます。
感染しないものもらい、感染する結膜炎
「ものもらい」という名前から感染するものと思われがちですが、ものもらいは人から人へは感染しません。
一方で人から人へ感染する目の腫れはウイルス性結膜炎です。
ウイルス性結膜炎の中で人に感染しやすいものを「はやり目」と言い、流行性結膜炎、咽頭結膜熱(プール熱)などがあります。
もちろん結膜炎でもアレルギー性結膜炎は感染しません。
ご安心ください。
目の鍼灸治療がおすすめ
目の病気を防ぐ為には、普段から目の健康状態が重要です。
血液循環を改善し、健康状態を維持するには目のお灸や顔の鍼がとても有効です。
夏の強い日差しも疲れ目を加速させてしまうので、この時期はいつも以上に目のケアをしていきましょう。
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