こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
人間の頭の重さってどれくらいかご存知ですか?
今回は頭の重さとその理由、そして肩や頚の辛さとの関係についてのお話です。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 肩こりのある人
- 首が辛くなる人
- 頭痛にお困りの人
- 脳について知りたい人
それでは早速いきましょう!
頭の重さ
頭の重さは成人で約5~7kg位です。(個人差はあります)
ボーリング玉と大体同じくらいの重さです。
ボーリング玉は11ポンドで4.99kg、15ポンドで6.80kgです。
頭の重さは体重の8~13%位と言われています。
頭の重さとは頭や顔、目、耳、脳なども含めた重さになりますね。
では頭の中にある脳の重さはどれくらいでしょうか?
脳自体の重さは1.2~1.4kg位です。
頭全体の重さの20%位です。
頭が5~7㎏あるのに、脳は1.2㎏という重さは意外と少ない気がします。
では何が頭を重くしているのでしょうか?
骨は結構軽いです。
目や舌、歯などもそれほど重くありません。
筋肉は比重としては重いのですが、頭や顔にある筋肉は小さく薄いものばかりなので、あまり重くありません。
頭を一番重くしているのは脳の周りにある脳脊髄液です。
脳はとてもデリケートで、頭蓋骨に強くぶつかるとアッという間に傷んでしまいます。
脳が頭蓋骨に激突するのを防いでいるのが、脳脊髄液です。
スーパーで売っているパックの豆腐を思い出してください。
豆腐も脳と同じくやわらかいですね。
柔らかい豆腐がパックにぶつからない様にするために、豆腐パックには水が入っています。
脳もこの豆腐パックと同様に、脳の周りに水がある事で脳を傷つけるのを防いでいるのです。
この脳脊髄液はとても大切なものです。
しかしこの重さが皆さんの負担にもなっています。
重いものを支えている
脳脊髄液が詰まった重たい頭を支え続けるために、首や肩には常に大きな負担がかかっています。
当然ですが、頭の重さは変えられません。
重さを変えられない以上、なるべく負担がかからないような姿勢を取る事が大切です。
下を向いていると頭の重心は身体の中心から離れて、前にいきます。
重心が前に行ったままだと前向きに倒れてしまいます。
頭が落ちないように、倒れないようにするために、首や肩は一生懸命支えなければなりません。
下を向いている時間が長ければ長いほど、首や肩は支え続けなければなりません。
スマホを見ている時などはかなり下向きになっています。
電車などでスマホをのぞき込んでいる人を見ると、ビックリするくらいみんな下向いています。
首や肩は頭を支え続けると、疲れ果てて硬くなってしまいます。
肩こりや首のコリは頭を支え続けた結果なのですね。
頭痛は脳の痛みではない
脳自体に痛覚はありません。
つまり脳がぶつかったりしても、痛いという事はありません。
おい!何言ってんだ!
脳出血とかメチャメチャ痛いって聞いてるぞ!!
脳自体には痛覚はありませんが、脳を包んでいる膜には痛覚神経がとても多く存在しています。
脳を包んでいる膜はとっても敏感なんです!
脳出血の場合などの激しい頭痛はこの膜が感じているのです。
皆さんが感じている頭痛の80~90%は肩や頚の問題です。
首や肩の筋肉が緊張しすぎて痛みを出してしまう、緊張型頭痛というタイプの頭痛です。
この緊張型頭痛は、首や肩の筋肉を改善すれば解決できます。
頭痛を感じたら早めに当院にお越しください。
首の上にボーリング玉をずっと乗っけている訳ですから、しっかり労わってあげましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
筋肉は放っておくとどんどん硬くなってしまいます。
早めにケアしてあげましょう!
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