こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
ここ数年で手洗いする回数が増えた人多いですね。
手洗いで必要になってくるのは石鹸です。
今回は石鹸についてまとめました。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 手洗い回数が多い人
- 手荒れがひどい人
- どんな石鹸が良いか悩んでいる人
- こどもの健康を守りたい人
それでは早速いきましょう!
石鹸がどうして効くのか
石鹸や洗剤に効果があるのは、界面活性剤が入っているからです。
コロナウイルスを含むウイルスや菌等の細胞は、細胞膜という薄い膜に覆われています。
界面活性剤には細胞膜を破壊する働きがあります。
細胞膜が無くなると細胞は機能できなくなり、細胞を死滅させる効果があります。(花王化学品研究所HP、岡野氏の話より)
細胞を包んでいる表面を壊して、中身をむき出しにする感じですね。
液体タイプ・泡タイプ石鹸
石鹸には固形、液体、泡と大きく分けて3タイプがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
使いやすさというメリットが一番大きいのは、液体と泡ですね。
液体せっけんと泡タイプ石鹸の成分はほとんど同じです。
成分はほとんど同じなのですが、泡タイプの場合はすでに泡立っているので、泡立てる時間が不要になります。
泡立てる時間がない分、手洗い時間が短くなってしまい、ちゃんと洗えていないかもしれないというデメリットもあります。
UCLA医学部のイクイルス博士は
液体せっけんが手洗い過程で泡を作るのと比べ、泡が出てくるタイプは時間が短くなり効果低下の可能性がある。
という発表をしています。
泡タイプは泡立ちやすくするために液体と比べて少し薄めています。その分洗浄力も少し低くなるそうです。
液体タイプと泡タイプの違いはありますが、それほど大きな差は無いようです。どちらも正しく使えば十分効果あります。
固形石鹸
固形石鹸は最近見る事が少なくなりました。
実は液体タイプや泡タイプと比べても、固形石鹸は殺菌効果が一番高いです。
石鹸がもっている性質も全く違います。液体・泡は酸性ですが、固形石鹸はアルカリ性なのです。
CMで「肌は弱酸性だから、石鹸も弱酸性石鹸が良い。」と言ってましたが、酸性が良いという科学的根拠はあまり無いようです。
アルカリ性の石鹸の方が洗浄力も高く、肌にも優しいのでお勧めです。
私は手を使う仕事なので、石鹸選びは気を付けています。
職場でも自宅でも固形の牛乳石鹸を愛用しています。
石鹸の「鹸」という字にはアルカリ性という意味があります。
石鹸と言う言葉は、そもそもアルカリ性のものを指しているのですね。
手洗いの時間
よく言われていますが、手洗いの時間が重要です。
WHOでは30秒の手洗いを推奨しています。
30秒の手洗いと言ってもあまりピンと来ないかもしれません。
実際にやってみると30秒は意外と長く感じます。
30秒の手洗いは、15秒の手洗いと比べて効果は10倍以上と言われています。
10倍の効果があるなら、やらない手はないですね。(手洗いだけに・・・)
薬用せっけんの危険性
実は「薬用せっけん」や「殺菌効果」と書かれている石鹸は、菌やウイルスに対する効果があまり期待できません。
前述の通り手洗い石鹸が菌やウイルスに対して有効なのは、界面活性剤の働きが重要だからです。
界面活性剤の配合量は通常の石鹸と薬用せっけんではほとんど違いがありません。
しかも、薬用せっけんなどに殺菌剤として含まれているトリクロサンやトリクロカルバンは、米国食品医薬品局(FDA)では人体と環境への悪影響の為販売規制しています。
アメリカでは使えない物質が入っているんですね。
アレルギーの原因になったり、ダイオキシンを発生させる危険性で規制しているそうです。
私の家では以前、泡タイプの薬用せっけんを使っていましたが、このことを知ってから固形の牛乳石鹸に変えました。
石鹸を変えてからは、手荒れがひどかった子供の手が一気に改善しました。
手洗い回数が増えて手荒れがひどくなってきたという方は、固形石鹸に変更してみるのも良いですよ。
手洗いする機会の多い今だからこそ、石鹸を見直してみませんか?
このタイプの石鹸ホルダーも周りが汚れず、清潔に保てるのでおススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
手荒れやアレルギーに対する治療も行っています。
お困りの方は一度ご来院ください。
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