こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院です。
一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
このブログは皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
今朝見た夢覚えていますか?
そういえば、最近夢見てないような・・・
今回のブログは夢についてのお話です。
健康に大きな影響があるという訳ではありませんが、夢の仕組みについてしっておいて損はないですね。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 夢について興味のある人
- 夢をよく見る人
- 夢をあまり見ない人
- 夢の仕組みを知りたい人
それでは早速いきましょう!
覚えている夢 覚えていない夢
寝ている間に夢を見て
なんかの夢を見たんだけど、どんな夢かは忘れちゃった。
こんな時ありますね。
忘れている夢は見たかどうかも覚えていないはずなのに、
「覚えてない」ということを覚えてます。
なんか謎な状態ですね。
覚えていないという事を覚えている。つまり「自分の中に記憶があるという記憶」をメタ認知と言います。
「夢を見たのに思い出せない」なんていうことは良くありますね。
では、なぜ覚えている夢と忘れてしまっている夢があるのでしょうか?
まず、夢は浅い眠りのレム睡眠の時に見ていることが多く、身体は休んでいるけれども、脳は活動している状態です。
脳が起きてるので、脳内で考えている話が夢となるのです。
心理学から見た夢
フロイトが考えた夢
夢の研究は昔からされていますが、科学的結論は出ていません。
心理学者のフロイトは「夢判断」という著書の中で、
夢は抑圧された無意識的願望である
フロイト「夢判断」より
と発表しています。
どういうことですか?
自分の意識に上がらないような強い願望が夢となって現れるという事です。
無意識で望んでいることが夢に出てくるという事ですね。
普段は我慢していて、表に出さないような願望や自分でも築いていない願望が夢になって出てくると考えたのです。
ユングが考えた夢
同じく心理学者のユングも「夢分析論」で
夢とは集合的無意識である
ユング「夢分析論」より
と発表しています。
これはどういう意味??
ユングは無意識を個人的無意識と集団的無意識に分類しました。
- 個人的無意識は自分の中にある無意識
- 集団的無意識は社会の全員と共有している無意識
夢は集団的無意識だということは、夢は社会全体とつながっていると考えたのです。
夢は他の人と共有してるってことですか?
そうです。
ユングは行ったことも無い場所や見たことも無いものが夢に現れるのは、他の人の無意識とつながった結果見えるのだと考えたのです。
クラウドに保存してるみたいですね。
今の様にネットなどない時代の考えですからね。
このように夢は科学というより心理学で考えられてきました。
科学的視点で夢を考える
ここからはちょっとだけ科学的な話をします。
夢の一部は記憶を定着させるためという研究もあります。
当日経験したことを夢で見て、それを整理して脳のシステムに刻み込むという事です。
夢も役に立ってるんですね!
記憶の定着に関連する夢も起きた時には内容を覚えていないことが多いです。
覚えていないのは脳の記憶システムの問題です。
脳が記憶を保存するためには、行動を伴う必要がある。
脳にはこのような特性があります。
身体を動かさないと記憶システムは作動しにくいのです。
夢は頭で考えていただけで、行動を伴いません。
そのため、すぐに忘れてしまうのです。
逆に夢で見たとおりに身体が動いてしまうと、夢で空を飛んだら本当に飛び出してしまったり、いきなりパンチとかキックとかしてしまいます。
そんなことになったら大変ですね。
起きている時でも、さっき何か考えてたのに忘れちゃうのは身体を動かしてないからですか?
そうです!
だからしっかり覚えておかなきゃいけない事を思いついたら、身体を動かすと良いですよ。
勉強も同じですか?
そうなんです。
脳の仕組みで考えたら、学校の授業とかも体操とかしながらの方が効率良いんですよね。
学校は難しくても、家ではできそうですね。
私も本を読むときは、ステッパーで足踏みしながら読んでいることが多いです。
覚えておきたい夢・忘れたい夢
起きる直前に見た夢は時間が経っていないので覚えていることがまだ多いようです。
更に、ネガティブな事は記憶に残りやすいという脳の特性があるので、嫌な夢ほど覚えていることが多いです。
どうせならいい夢を覚えておきたいです!
起きたてはまだ夢を覚えていることが多いので、
いい夢の時は、覚えているうちにすぐに言葉に出す又は、身体を動かすと覚えていられます。
どうせならいい夢を覚えておきたいですね。
嫌な夢を見た時はどうすればいいですか?
嫌な夢も身体を動かさないでいれば忘れられます。
しかし、忘れようとするほど思い出してしまうので、気を付けてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
睡眠の問題も当院にご相談ください。
夢をコントロールすることはできませんが、質の高い睡眠へのお手伝いはできます。
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