こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院です。
一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
このブログは皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
テレビでは毎日、不安を煽るようなニュースが多いのではないでしょうか?
このブログを見ているのがいつなのかはわかりませんが、どんな時でもニュースというのは不安を煽るものです。
今回のブログは人が不安を感じてしまう理由と、不安を感じた時の行動について解説していきます。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 不安を感じやすい人
- 不安を感じるとなぜかトイレットペーパーを買ってしまう人
- 人がパニックになる理由を知りたい人
- 日々ストレスと戦っている人
ネガティブなニュースが多い理由
戦争や病気、犯罪や暴力などばかりでニュースは基本的にネガティブな物が多いです。
「最近物騒な事件が多い」「殺人事件が増えた」と思う事も多くないですか?
しかし、警察庁発表の犯罪白書によると、実際には犯罪数はかなり減少しているのです。
これから大不況が来ると、犯罪件数は増えてしまうかもしれせん・・・
現代ではモノスゴイ量の情報が入ってきます。
10年前と比べて、ニュースの量は530倍にもなっているそうです。
多くのニュースに繰り返し情報に触れていることで、犯罪が増えているように感じてしまうのですね。
このように一部の情報だけで判断してしまう事を、心理学的にはカタストロフィーバイアスと言います。
カタストロフィーバイアス
カタストロフィーバイアスとは、「きわめて稀にしか起こらないが、破滅的な被害をもたらす恐れのあるリスクを過大評価する」という心理状態の事です。
めったに起こらない大事故を、過大に怖がるという事です。
コロナウイルスが拡大し始めた2020年には、タクシー運転手が全員コロナウイルス感染者に見えてしまったり、屋形船が全て危険に見えてしまったりしていませんでしたか?
外食を怖がったりしてたのもそれですか?
私は吉祥寺に行ったら危ないんじゃないかと思ってました。
感染者が一人出たり、たまたまクラスターが発生した事を過大に評価してしまい、全体が危険だと思い込んでしまったのですね。
飛行機事故が起きる確率
海外で飛行機事故が起こると、飛行機事故を恐れて日本でもキャンセルが増えます。
海外で起こった飛行機事故と日本で飛行機事故が起こる確率には全く関係ないのに、リスクを怖がってしまうのです。
飛行機が墜落する可能性は
- 米国航空会社は0.000032%
- 世界全体でも0.0009%
です。
アメリカの航空会社だと312万回に1回、世界中の飛行機会社だと11万回に1回の確率で墜落事故が発生するのです。
生まれた日から80歳になるまでの日数は29,200日、生まれてから80歳になるまで毎日飛行機に乗っても29,200回だけです。
アメリカの航空機に乗る場合は、8547年間毎日飛行機に乗ったら、1回墜落するくらいの確率です。
人間は知らない事や理解できないことを過大に怖がる、という特性もあります。
この特性を新奇恐怖や、ネオフォビアと言います。
知らないから余計に怖く感じるんですね。
怖がり過ぎないように、正しい知識を付けていきましょう。
日本国内の飛行機事故についても国土交通省の運輸安全委員会が件数などを公表しています。
トイレットペーパーを買ってしまう理由
不安を感じると人は消費活動が活発になります。
保有・所有することを優先するようになるのです。
コロナ禍初期はマスクやアルコール、トイレットペーパーが過剰に買われ、品不足になりました。
3.11の時も同様にトイレットペーパーとガソリンが過剰にかわれました。
1970年代のオイルショック時も洗剤とトイレットペーパーの買いだめが多発しました。
不安を感じている時に日用品を買うと、不思議とメンタルが落ち着くという研究報告もあります。
なんかわかる気がします。
日用品をつい買ってしまう傾向は女性に多いようです。
日用品を買うと落ち着くという傾向は女性に出やすい。
第一生命経済研究所 宮木氏のレポートより引用
不安は免疫力を低下させ、ストレスの原因となります。
ストレスが健康に悪影響なことは言うまでもありません。
不安になると、恐怖を過大評価してしまう傾向があることを理解して、必要以上の怖がり方をしないように気をつけましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
不安を感じやすい人はお近くの鍼灸院に相談してみるのもいいかもしれません。
もちろん当院でもご相談をお待ちしています。
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