こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。

先生、昨日すじ傷めちゃったんですよ~。

すじを傷めたんですね。
鍼灸整骨院でこのような会話をよく聞きます。
「すじを傷めた」みたいにすじという言葉はよく使われます。
今回のブログはその「すじ」についての説明します。
このブログを最後まで読むと「すじ」についての基礎知識を手に入れられます。
今回のブログはこんな人にオススメ
- すじについて知りたい人
- すじに興味がある人
- すじを傷めたことがある人
- 雑学を手に入れたい人
すじとは
一言に「すじ」と言っても様々なイメージで使われています。
一般の方が「すじ」と表現しているものは
- 腱(けん)
- 靱帯(じんたい)
- 筋膜(きんまく)
- 筋肉自体
など色々なものです。

「すじ」は漢字で書くと「筋」です。

そりゃそうですよ!

では、「すじ肉の煮込み」を漢字で表記すると「筋肉の煮込み」となりますね。

筋肉って書くと「きんにく」って読んじゃって、なんか違和感ありますね・・・
この場合のすじ肉とは腱付近の肉のことのようです。牛のスネなど、アキレス腱付近のお肉のことですね。
辞書にはどう載っているか
では、辞書で調べてみましょう。
大辞林によるとすじとは
- 筋肉。また、その繊維。
- 筋肉を骨に付着させている組織。腱。
とあります。(人体に関する部分だけ抜粋しました)
一般ではどう使っているか
それでは、一般的にはどの様にすじを使っているのでしょうか?
すじで表されることの多い部分を一応説明しておきます。
①腱
腱とは、筋肉の中で線維の多い部分です。筋肉のについている固い紐のようなものというイメージです。

代表的なものはアキレス腱です。

アキレス腱ならわかります。
アキレス腱は有名ですが、アキレス腱も腱だけがあるのではなく筋肉の一部です。
ふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋という二つの筋肉が合体し、かかと付近で硬くなって腱を作っています。

アキレス腱って筋肉の一部だったんですね。
他にも、「腹筋が割れている」と表現されるシックスパックの割れ目も腹直筋の腱です。

腱画という名前もついています。
つまり誰でも腹筋自体はみんな割れていて、その表面にある脂肪が多いと割れている所が隠されて見えない。
表面の脂肪が少なくなれば割れている所が見えるということです。

腹筋が割れているのではなく、腹筋が割れているところが見えるかどうかです。
全ての筋肉には腱がありますが、筋肉の中に埋もれているので見えない物も多いです。
②靱帯
靱帯というのは、骨と骨の間についている強力な繊維の組織です。
関節が外れないようにつなげている碇(いかり・アンカー)やワイヤーのようなイメージです。

有名なのは膝の前十字靱帯や内側側副靭帯などです。
③筋膜
筋膜とは、筋肉を包んでいる膜です。
隣あった筋肉同士は筋膜がつながっていることもよくあります。

近年、筋膜リリースでちょっと有名になりましたね。
結局すじとは
このように一言ですじと言ってもいろいろな意味に使われています。
症状を聞くときや間違えないように、そして説明するときにはわかりやすくなる様に気を付けています。

すじを痛めたときは、当院にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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