冬に向けて対策するべきなのは、寒さ対策よりも乾燥対策です。
確かに冬は乾燥します。
やっぱり加湿器って必要ですか?
冬場の加湿器は必須です。
今回は健康の観点から見たおススメ加湿器を紹介します。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 加湿器の効果を
- 加湿器の種類を知りたい人
- 健康的な加湿器の選び方を知りたい人
- 冬場に風邪ひきたくない人
- ウイルスに対する免疫力を高めたい人
風邪の原因は乾燥
冬場の風邪の原因になっているのは、寒さよりも乾燥です。
冬は寒いから風邪ひくんじゃないんですか?
寒さも原因にはなりますが、乾燥の方が風邪の原因になりやすいんです。
風邪の原因は気温の低下よりも湿度の低下の方が影響が大きいです。
呼吸器内科専門病院でも乾燥が風邪の原因になるとしています。
湿度低下で免疫低下する理由
- 空気には様々な菌やウイルス等の異物がいます。
- 通常、呼吸器の粘膜は呼吸で入ってくる空気中の異物をキャッチし、白血球が排除しています。
- 空気が乾燥していると、鼻や喉の粘膜も乾燥します。
- 粘膜が乾燥していると、そこの免疫細胞(白血球)の働きが悪くなります。
- 白血球の働きが悪いと異物を排除できず、異物が侵入してしまいます。
- そうして体内に侵入した菌やウイルス等の異物が、風邪症状を引き起こしてしまいます。
このように乾燥すると、体内に菌やウイルスが入りやすくなってしまうのです。
だから乾燥対策が大切なんですね。
加湿には加湿器が有効です。
そりゃそうですよね。
乾燥器の種類
加湿器にはいくつか種類があります。
- 超音波式
- スチーム式
- ハイブリッド式
- 気化式
私のお勧めはスチーム式です。
それぞれのタイプには特徴があり、それぞれにメリットもデメリットもあります。
スチーム式とは
スチーム式とは、簡単に言うと湯沸かし器です。
お湯から出る蒸気で部屋を加湿します。
一般的な加湿器(超音波式)から出てくる霧は冷たいものが多いですが、このタイプは熱い水蒸気が出てきます。
ヤカンでお湯を沸かし続けている感じです。
中は熱湯なので、菌がほとんど繁殖しません。
スチーム式のメリット
- 温かい蒸気で加湿するので、部屋も温まる
- 加熱しているので菌の繁殖がほとんどない
- 加湿力が高く、素早く加湿できる
- 手入れの必要があまりない
スチーム式のデメリット
- 本体価格が高額
- ヒーターで加熱するので、電気代がかかる
- デザイン性は少なく、見た目が無骨
- 高温で加湿するので、小さい子供やペットがいる所では注意が必要
コストがかかりますが、健康の面で考えるとスチーム式が一番おススメです。
超音波式とは
一番良く売られているタイプは超音波型です。
超音波の振動で水を霧に変えて空中に放出します。
このタイプは安価だし、電気代も安いので使いやすいのが特徴ですが、デメリットは雑菌が繁殖しやすいという事です。
菌の繁殖に必要なものは「適度な温度・栄養・水分」です。
超音波式加湿器の中にはそれが全て揃ってしまっています。
手入れしていないと、超音波式加湿器の中はカビ天国になってしまいます。
雑菌放出マシーンになる可能性もあるので、お気を付けください。
超音波式のメリット
- 購入価格が安い
- 電気代もあまりかからない
- 卓上タイプやオシャレなものなどバリエーションが豊富
- アロマも使える
超音波式のデメリット
- こまめに手入れをする必要がある
- 手入れをしないと雑菌天国になる
- 見えないところにカビが生える事もある
私は超音波式は補助用に利用しますが、衛生面を考えて一年使ったら廃棄するようにしています。
ハイブリッド式とは
ハイブリッド式とは水を含ませたフィルターに温風を当てて、水分を蒸発させるタイプです。
部屋に洗濯ものを干して、暖房を当てる感じが近いです。
ハイブリッド式のメリット
- 濡れたフィルターに温風を当てるので、素早く加湿できる
ハイブリッド式のデメリット
- 温風用にヒーターを利用するので、電気代がかかる
- 本体価格が高額
気化式
気化式もハイブリッド式と似ていて、水を含んだフィルターに風を当てて蒸発させます。
濡れタオルに扇風機を当てているような感じです。
温風ではないので、電気代はそれほどかかりません。
気化式のメリット
- 電気代があまりかからない
気化式のデメリット
- 結構強い風を出すために、ファンの音がうるさい
- 加湿力は低い
何のために加湿するか
そもそも何のために加湿するのかを考えましょう。
免疫力を上げて、菌やウイルスが体内に入らないようにするためですよね。
そうです。
という事は、加湿器は健康のためになるものを選びたいですね。
超音波式は低価格でおしゃれなものが多いですが、雑菌だらけになってしまうので、健康の観点から考えるとあまりお勧めできません。
一方、スチーム式は常に沸騰させて蒸気を発生しているので、菌の繁殖はほとんどありません。
電気代は高くなりますが、温かい湯気がるので暖房も兼ねてくれます。
湿度が10%上がると体感温度が1℃上がると言われています。そういう意味でもスチーム式加湿があると部屋がとても暖かくなります。
でも本体も高いし、電気代がかかるのは辛いな・・・
確かに本体も1万円以上するし、電気料金も上がってるので辛いですよね。
本体は確かに高額ですが構造が単純なので、壊れにくいです。
私が使っているものも5年位は使っていますが、まだまだ大丈夫そうです。
確かにコストはかかりますけど、健康の為なら仕方ないですね。
風邪をひいてら3日位動けなかったりします。
その3日間で失うものを考えたら、多少のコストを払ってもお釣りがるくと思います。
暖房も乾燥させないものを選ぼう
ということで、暖房選びも同様に乾燥させないことを意識して選ぶことをお勧めします。
温風の出るタイプ(エアコン、ファンヒーター等)は空気を乾燥させやすいです。
乾燥した空気が直接鼻や口などの呼吸器に入ると、乾燥によって免疫力を低下させてしまいます。
顔に温風が当たるもの(エアコンなど)はなるべく避けた方が良いですね。
暖房でおすすめは足元から温めてくれるものです。
- 喉、鼻の風邪は呼吸器の乾燥からはじまります。
- お腹の風邪は足元の冷えからはじまります。
温かい空気は上部に行きやすいので、室温は高くしていても足元が冷えてしまっていことがあります。
暖房は下から温めるタイプが良いですね。
私のおススメはオイルヒーターです。
空気を汚さず、乾燥も少なめです。
デメリットは電気代がかかることです。
床暖房やホットカーペットなどもおススメですが、こちらは空気が乾燥しやすくなるので加湿器を併用することをおススメします。
ガスヒーターもおススメです。
ガスは燃焼する時に水分も作ります。
ガスが燃焼する時には、熱と同時に二酸化炭素と水を発生しています。
化学式だとCH4+2O2=CO2+2H2Oとなります。
今の住宅、特に集合住宅ではヒーター用のガス栓がない事が多いです。
そこで便利なのはカセットガス式のヒーターです。
これは電気を使わないので、災害時にも使えるという所もお勧めの理由です。
暖房や加湿器を選ぶときには、本体価格や電気代が気になるのは仕方ありません。
料金・電気代だけを考えたら安い方が良いですよね。
「何のために暖房や加湿器を買うのか?」「風邪をひくとどれくらいの損失があるのか?」を考えると、多少出費があってもコスパ悪くないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
鍼灸治療やマッサージも免疫力を上げるのに有効です。
風邪予防もご相談ください。
コメント