こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
身体の痛い所ありますか?
あちこち痛い所だらけです。
身体が痛くなる時はどうしてもありますね。
直接怪我をした場合だけでなく、原因不明の痛みが出ることもあります。
その原因不明の痛みの中に関連痛というものがあります。
今回のブログではその関連痛について説明していきます。
今回のブログはこんな人にオススメ!
- 身体が痛い人
- 痛みを無くしたい人
- 治療にずっと通っているのに改善しない人
- 良い整骨院・接骨院・鍼灸院・治療院を探している人
- 身体の事に興味のある人
関連痛とは
当院の治療を体験された方なら、関連痛を体感したことがあると思います。
腰が痛くて治療を受けたら脚や殿部を治療されたり、腕が痛かった時は首や肩甲骨を治療されたり。
腕が痛いって言ってるのに、肩甲骨の施術をされてます。
不思議な事に、腕はほとんど触ってないのに痛みがとれるんですよね。
人間の神経は敏感だと思っている方は多いです。
しかし、実は敏感なのは身体の表面(皮膚)だけです。
体内には受容器(センサー)が少ない
身体の中はかなり鈍感です。
詳しく説明すると、
神経の受容器というセンサーが情報を受け取ります。
このセンサーが体表には多くありますが、体内には少ないという事です。
体の内部にはセンサーが少ないので、身体の内部の痛みはその痛みがどこから発生しているかを感じ取ることが難しいのです。
体内のセンサーでは
「だいたいこの辺から痛みの信号が出てますよ~」
という程度の情報しか受け取ることができません。
脊髄で他の情報と混ざる
そのアバウトな情報が神経を通り、脊髄(背骨の中の脳の続き)に伝わって、その後脳に伝わります。
脊髄に入った時には、他の色々な情報(触覚や他の部分の感覚など)と混ざってしまいます。
その混ざった信号が脳に届きますが、脳が判断する時には
- 過去の経験
- 思い込み
等も加えられます。
思い込みなどが入ってくると、脳は正確に痛みの場所を見つけることはできません。
痛みを感じている場所と原因の場所は違う
ここまでの様に体内で感じている痛みの大部分は、原因とは違う場所が原因になっています。
痛い場所が悪い場所ではありません。
皆さんが感じている痛みの多くが関連痛です。
痛みを感じている場所は痛みの原因の場所ではありません。
脳に入った痛みの情報が「ここが痛い」と決めつけていたり、勘違いしたりしているのです。
人間って自分の事をわかっているようでわかってないんですね。
関連痛は大きな病気の場合も
2018年に心不全でお亡くなりになった大杉蓮さんは、亡くなる直前に腹痛を訴えていたそうです。
急性心不全とは何か〜大杉漣さんの急死報道から考える(加筆訂正あり)
心不全なのにお腹が痛くなった(感じた)のも関連痛です。
このような関連痛の場合は命に関わる事があるので、気を付ける必要がありますね。
施術で痛みを取るには
長年痛みの治療をしているのに改善しないという方は、痛みの原因と関係ない所の治療ばかりしている可能性があります。
当院で患者さんの痛みを取るために行う事は、痛みの原因がどこかを探すことです。
痛いと訴えている所を触るだけでは改善しません。
施術者が痛みの原因を探せるかどうかが重要なのです。
痛みの治療は痛みを感じている場所ではなく、痛みの原因のある場所に行うことが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
痛みでお困りの方は当院にご相談ください。
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