こんにちは！
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
コロナ禍になってから世界が大きく変わり、日常でも不安を感じている人が多くなっているように思います。
今回は不安と恐怖の違いについて説明していきます。
今回のブログはこんな人にオススメ！
- 不安を感じやすい人
- 不安な状況から脱したい人
- 人が不安になる理由を知りたい人
- 不安と恐怖と心配の違いを知りたい人
それでは早速いきましょう！
不安と恐怖の違い
不安とはいったい何でしょうか？
恐怖や心配とは何が違うのでしょうか？
苫米地英人著「感情の解剖図巻」によると
人が不安を抱くのは、「将来、恐怖を感じさせたれるような出来事が起きるかもしれない」と予知した時です。
という事です。
「未来の恐怖を予想した時に起きる感情」ということは、未来を考えることができる大脳が発達した人間だけが持つ感情という事です。
恐怖は、目の前にナイフを持った人が立っている時に感じる感情。
不安は、いつかナイフを持った人が来るんじゃないかと想像してしまう事です。
不安の感情とは、まだ起きていない事について考えているから起きるのです！
この不安と恐怖の違いを知っているだけでも、不安が減らせるかもしれません。
今日はこれだけでもいいので、覚えておいてくださいね。
心配とは
不安とセットになるもう一つの感情が「心配」です。
不安と心配は良く似ているのですが、不安が「漠然とした未来に対しての恐怖」という事に対して、心配は「具体的な内容がわかっている未来に対しての恐怖」という事です。
先程の例で言うと
ナイフを持った誰かが来るんじゃないかというのが不安、
ナイフをもったアイツが来るんじゃないかというのが心配です。
どちらもまだ来ていない未来を考えた時の事なので、不安を感じやすい人とか心配が尽きない人というのは想像力が豊かな証拠です。
しかし、心配ばかりしていても疲れてしまうので、下記の事も覚えておいてください。
アメリカのシンシナティ大学が心配事についての以下のような調査をしました。
- 被験者を集めて、心配に思っている事をリストアップしてもらう。
- 数年後にもう一度面接し、その時書き出した心配事について、「起きた」「起きなかった」と評価してもらう。
- 「起きた」心配事について、「自分で解決できた」「解決できなかった」で評価してもらう。
この結果、
①でリストアップした心配事のうち
②で「起きなかった」が85％、「起きた」は15％でした。
②で「起きた」と回答した15％のうち
③で「自分で解決できた」が79％、「自分で解決できなかった」は21％だけでした。
つまり、
心配していたことが本当に起きた人は15％
心配事が発生のうち自力で解決できなかった人は21％
これを計算すると
15％×21％＝3％
たったの3％だけだったのです！
しかもこの調査はアメリカで行われたものです。
日本人は欧米と比較しても、心配事の数が多い傾向があります。
それを考慮に入れると、日本ではもっと確率が下がるのではないでしょうか？
未来を想像することは簡単で、いくらでも想像することができます。
1年後を想像すれば何十、何百、何千でも未来の想像ができます。
しかし実際にやってくる一年後の現実は1つだけです。
考えすぎには気をつけましょう。
不安はいらないのか？
では、不安は無駄な感情なのでしょうか？
そんなことはありません。
不安はアラームとして非常に役立っています。
不安がなければどんな場所でもどんどん進んで行って、いつか崖から落っこちてしまうかもしれません。
「この先に行ったら悪いことがあるのではないか？」
という感情があるから予防する方法を考え、人類は発展してきたとも言えます。
過去の人類にとっては不安を感じることは生き残るのに大切な感情でした。
しかし、現代社会には人間が処理するにはあまりに多すぎる情報が入ってきます。
私達が対策として入ってくる情報を減らさない限り、勝手に情報は私たちの意識に無理やり入ってきてしまいます。
不安レベルを適正に保つにはニュース番組をなるべく見ない、SNSを制限する、デジタルデトックスする等の対策が必要です。
人には不安を感じると、購買意欲が増すという心理があります。
「商品を効率よく売るために人を不安にさせる」ということは常套手段です。
つまり、世の中にはあなたを不安にさせるものが溢れているのです。
健康のためにも、多過ぎる情報は少し制限する方良さそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
不安を感じすぎなくするには、身体を整えておくことも大切です。
お困りの方は、当院にご相談ください。
参考文献 苫米地英人 感情の解剖図巻
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